インスリン
膵臓にあるランゲルハンス島のβ(ベータ)細胞から分泌されるホルモンで、血液中の糖分を一定に保つように調整する働きをもつ。このホルモンの分泌が不足し、糖分の調節能力が失われると糖尿病になる。
IRI検査(インスリン検査)
膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるインスリンは、化学式では二本鎖を持つペプチドホルモンである。インスリンの生理作用は、体内での糖の酸化や利用を促進し、グリコーゲンの合成も促進して、糖から脂肪への変化を早め、脂質やタンパク質から糖質への合成を阻害し、血流中のグルコースの濃度と深い関係を持つ。また、耐糖能試験での血糖曲線は、糖尿病だけでなく、肝臓の病気のある人や胃を切った人、心筋梗塞のある人、肥満の人などの二次性糖尿病(高血糖の人)でも同じような曲線となる。
しかし、血中インスリン曲線では、大きく異なる。特に血糖負荷30分後の血中グルコースの60分後の上昇量に対するIRI上昇量の割合は、糖尿病患者か二次性糖尿病患者なのかの識別に有効である。