痰
痰の採取は原則として起床時。
正常な痰は白色透明でやや粘調度をおびているが、健康な場合、少量のため唾液とともに飲み込んでしまうので外に排出されることはほとんどない。
顕微鏡的検査では、病原細菌、特別な病的細胞、異常物があるかどうかを観察する。
痰が多量で、薄くサラサラしており泡状になっていると肺水腫が疑われる。正常な痰より透き通っていて、粘調度が強くなっている時は気管支炎、肺炎、気管支ぜんそくが考えられる。
色が黄色く、しかも非常に色が濃い場合は肺化膿症などの化膿性炎症が疑われる。
血痰といい、痰に血が混ざっている場合は、肺結核、気管支拡張症、肺真菌症など。
大きな上皮細胞が見られる場合、心臓病、それも心臓ぜんそくやうっ血性心不全などが疑われる。放線菌症では痰の中に、一種独特の黄色い砂粒大のかたまりが認められる。

