尿沈渣
正常値は、沈渣中になにもない、または白血球、赤血球、扁平上皮細胞がごく少量。
主な疾患として腎機能障害。
尿たんぱく、尿糖、尿ウロビリノーゲンなどの検査で、腎臓や尿管の疾患が疑われる時、さらに原因を確かめる方法の一つとして用いられる。特に尿たんぱくが陽性の場合に必ず行われる。
検査法として、新鮮尿を試験管にとり遠心分離器に約5分かける。尿液状成分は上に残り、尿中に混じっていた細胞や血球などの有形成分は試験管の底に沈む。この沈殿物をスライド・グラスの上にのせ、顕微鏡で観察する。また尿沈渣の血球や円柱の数を算定する定量的な検査法(Addis計算法)もある。
赤血球が見られる場合、腎炎、腎腫瘍、腎結石など。腎疾患以外では心不全、動脈硬化などもあらわれることがある。
白血球、または膿球が顕微鏡一視野中に見られる場合、尿道炎、化膿性膀胱炎、腎炎などが疑われる。
上皮細胞が見られる場合は尿路系の炎症。
脂肪顆粒細胞が見られる場合は、ネフローゼ、もしくはネフローゼ傾向を示す慢性腎炎。
尿円柱が見られる場合は、腎炎、心不全、高血圧、膠原病など。
尿酸塩であれば通風。

